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人生100年時代 終活セミナー 三井住友信託銀行小金井支店にて ~スタッフ便り~

『人生100年時代 終活セミナー』 2020年1月24日

三井住友信託銀行 小金井支店 セミナールームにて

 

小金井祭典株式会社 ちょっと訊ける場所めぐるスタッフが、セミナーの内容をリポートさせていただきます。

 

第一部 『そなえよう、終活のススメ ~葬儀や墓じまいの前に やること できること~』

講師 小金井祭典株式会社 代表 是枝 嗣人

 

終活って何でしょう

よい人生 よい老後 よい介護 よいみとり よいおくり よい供養

これらは、すべて繋がっています。

よい看取りをされたご家族が、温かいお見送りをされる様子をたくさん見てきました。

 

終活で考えていかなければいけないこと~最良のエンディングを迎えるために~

*生きているうちの事を考える 事前準備

事前準備は、家族で笑って話せるうちにしておきましょう!

余命宣告を受けてからでは、話題にするのが難しくなります。

なぜなら、誰もが不安になり、「生きること」を第一に考えたくなるからです。

エンディングノートなどを活用されると、考えやすくなります。

 

*備えなければ上手くいかない後見制度の話

成年後見制度とは

認知症などにより、判断能力が不十分な方を保護・支援する制度で、成年後見人等がご本人の財産管理・身上監護をお手伝いします。

たとえ判断ができなくなったとしても、その方が「自分らしく生きる」ことができるよう、守るための制度です。

任意後見人とは

判断能力がある内に、将来に備えて自ら任意後見人を選び、自分の生活療養看護や、財産管理に関する事務について代理権を与える契約(公正証書で)を結んでおくものです。

そうすることで、判断能力が低下した時には、契約に基づいた事務を、家庭裁判所が選任する任意後見監督人のもとに、本人の意志に従った適切な保護・支援をするものです。

 

*亡くなった後のことを考える 事後手配 ~残される人のため備えなければならないこと~

・葬儀のこと ~どのようにしますか~

・相続のこと ~どう分けますか~

・死後事務のこと ~誰に頼みますか~

・供養のこと ~お墓・法事などはどのようにしますか~

・遺品や不動産のこと ~誰が整理しますか~

 

おひとりさまの終活 これからの社会問題

一人で生まれ、一人で死ぬ人などいません。

あなたを送る人は、必ずいます。

もしも、普段付き合いのない縁者が亡くなり、自分がなんとかしなければならない立場になったら、誰もが戸惑うことでしょう。

けれども、筋道が立っていれば、迷惑とまではいきません。

そのためにも、亡くなった人の尊厳が守られる程度の準備が必要です。

 

相続人の有無 ~縁遠い甥・姪がいるか~

後見人の有無 ~任意か法定か~

財産の有無 ~国庫に納めますか、思いを託せるところに遺贈しますか~

 

自分らしく おくりたい、おくられたい

地域の風習や宗教儀礼からは、かなり解放される時代が来ました。

〇〇さんちと同じくらいって、あまり考えなくなったのではないでしょうか。

ただし、亡くなった人とその周りの人のために行われる葬送儀礼の中で、自分勝手で他人に迷惑をかけるような行為はよろしくありません。

最低限のルールは守りましょう。

 

〇終活は 生き方である

その人の終末を意識した時、そこに至るまでの生きる道のりを考えるのが終活です。

 

第二部 『今から考える相続対策』

講師 三井住友信託銀行 小金井支店 財務コンサタント 谷 敏彦

 

平均寿命が伸び、「人生100年時代」とも呼ばれる長寿社会が到来しました。

健康寿命を考慮して、相続対策・財産管理の「そなえ」をしておくことが大切です。

 

[1] 贈与で財産を活かす

相続税の基礎控除額の計算の仕方

3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

 

贈与税の課税方法

1月1日から12月31日までの1年間に贈与としてもらった財産の合計額に課税されます。

年間の基礎控除額は110万円です。

 

上手に贈与する

①基礎控除110万円を活用したコツコツ贈与

②孫への贈与

③贈与資金を生命保険で活用

 

[2] 遺言は大切な家族への思いやり

”争族”対策  遺言で解決!

・亡くなった方の意思が見えないことが原因になる場合

・相続人全員の同意が必要な遺産分割協議が必要な場合など

 

代表的な二つの遺言の方法

公正証書遺言

自筆証書遺言

 

『遺言信託』で、遺言を確実に実現することができます。

三井住友信託銀行まで、ご相談ください。

 

[3] 家族にやさしい安心の財産管理

加齢に伴い、認知症の発現率は上昇します。

判断能力低下後は、お金があっても資金が凍結され、本人・家族では引き出すことができなくなってしまいます。

困惑した家族などが必要に迫られ対応し、選択肢も限られます。

判断能力問題が発生する前に、自分で選択できる方法を準備しておくことをおすすめします。

①任意後見制度 本日セミナーの第一部でもご紹介しました。

②民事信託(家族信託) 家族等による財産管理

③信託商品 信託銀行等による財産管理

 

『人生100年応援信託〈100年パスポート〉まかせる支払機能』

日々の暮らしの充実や不安の解消に向け、多様なサービスを提供できる商品です。

三井住友信託銀行まで、ご相談ください。

 

 

セミナーに参加して ~スタッフ便り~

三井住友信託銀行小金井支店さんの3階セミナールームには、たくさんの方がお集まりでした。

終活への関心の高まりを感じるとともに、皆様が自主的にセミナーを受講され、ご自身やご家族の将来について考えていらっしゃる姿勢が素晴らしいと思いました。

小金井祭典のサロン ちょっと訊ける場所めぐるには、本当に「ちょっと訊きたいんですけど。」とお客様がお越しになります。

「まだ先のことだけれど、少し話を聴いておこうと思って。」

そこでスタッフは「ぜひお早めに、お元気で笑ってお話しできるうちに考えておかれるのが何よりです!」と申し上げます。

 

とは言うものの…私にも高齢の両親がおります。

終活について多少学んでいるわけですから、自分の両親にも上手に勧められるかというと、なかなかそうはいきません。

勇気を振り絞って話題にしてみても、やんわりと取り合ってもらえません(苦笑)

介護保険の申請も、難航しました。

私がもっと上手に説明できて、より早く手続きできていたら、現状が変わっていたかもしれないと後悔の思いが残ります。

 

今の現実に向き合って、両親の思いを汲み取りながら、押し付けにならないようにやっていこうと思います。

父らしく、母らしく、できる限り健やかに、穏やかに過ごして欲しいから。

命の灯が小さくなっても、人生の主導権を手放さずにいて欲しいからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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